放送予定のお知らせ【ヒロシマ~希望の絵~焼け野原に見た“夢”】
●番組名:ヒロシマ 希望の絵~焼け野原に見た“夢”
●放送日:8月28日(日)ひる 13時05分~13時48分
●放送局:NHK総合テレビ(中国地方向け)
●HP:http://www.nhk.or.jp/hiroshima/hibaku71/program/program_09.html
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「初めての香り・・・これがアメリカの香りだと思った」
1947年、爆心から350mの本川小学校に、
アメリカのGHQ職員と牧師からクレヨンなど文房具が贈られた。
物資が乏しく、窓もない校舎で学ぶ子どもたちにとって、それは、夢のようなプレゼントだった。
今回紹介するのは、子どもたちが贈られたクレヨンなどで描いた絵。
「お礼に」とアメリカに送られたものだ。
その数、91点(絵画・72、書・19)。
現在もワシントンD.Cにある教会とハワイの日本文化センターに保管されている。
描かれているのは、校庭に咲くコスモスをバトン代わりに走った
運動会の様子や桜の木の下で家族そろって弁当を食べる風景。
どの絵にも「ようやく訪れたささやかな幸せを感じる日常」が色鮮やかに描かれ、
"夢"と"希望"にあふれている。
番組では、実際に絵を描いた人たちの証言で当時を振り返りながら、
焼け野原に復興を夢見た子どもたちの心情を見つめる。
戦後まもない、爆心近くの学校で、子どもたちが何を思い、何を見ていたのか。
※番組内で紹介される絵を幼少期に描かれた
古沢さん(現在、松江市内にて老人福祉施設「グループホーム野の花」経営)は
その後、この絵が発見されたことをきっかけに、原爆の語り部として活動をなさっています。
今回、松江市内のロケでは、古沢さんが松江市内のお子さんたちに
読み聞かせ等を行われているシーンを撮影しました。
その様子が、番組内の一部として放送されます。
被爆71年目。番組を通して、家族そろって“戦争”について考えてみませんか。