映像公開のお知らせ【ラフカディオ・ハーン━海界の風景━】
●タイトル:ラフカディオハーン -海界(うなさか)の風景
●作品URL:https://11stories.jpf.go.jp/artists/yoshida-shinya/(20分59秒・英語-日本語字幕付)
●監督:吉田真也氏(東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻)
●ロケ地:島根県(松江市・小泉八雲記念館ほか)、熊本県、長崎県
●特別協力:小泉凡氏
●展示名:国際交流基金(JF)オンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」展 https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/exhibit/online/2020/03-01.html (リリース概要)
●期間:2021年3月30日(火)~5月5日(水)
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昨年、松江で撮影された作品が完成し
国際交流基金主催のオンライン映像展にて
発表されています。
現代美術の枠組みの中での映像作品のため
一般的な映画作品とは違い、少し難しく感じる部分もあるかもしれませんが
美しい描写作品ですのでぜひご覧ください。
浦島伝説と交錯した幻想的なラフカディオ・ハーンの旅の記
「夏の日の夢」をモチーフにした、この映像は
深い海の青と海岸線の風景、さざなみの音
そして静かな語りを背景として
ハーンの目になりかわって、日本での彼の足跡をたどります。
(本編より)
ー そしてハーンは海の底に眠る
古い記憶を語りはじめる。
私はある場所とある不思議な
時間のことを覚えている。
その頃は 太陽も月も
今よりもっと 大きく明るかった。
はっきりと分かっているのは
空がもっともっと青かったこと。
そして大地に近かったこと。
海は生きていて 言葉を語った。ー
※国際交流基金(JF)主催オンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」について
この事業はJFが国内外に向けてオンラインで開催する初の現代美術展です。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、人や物の移動が難しくなると
新たなコミュニケーションの場としてのオンライン空間が模索され、
誰もが周囲の世界との「距離」を捉え直しています。
Withコロナの時代にあって、どのような形で世界との繋がりを築いていけるかを
改めて考え、本展は企画されました。
本展では「距離を翻訳すること」をテーマとしてコミッションした新作を中心に
日本の11名の現代美術家の作品を世界に紹介します。